ロンドンのアップル・ストア

 以前に書いた SIMフリーの iPhoneを購入する計画は、結局実現しなかった。



 ロンドンのリージェント・ストリートにあるアップル・ストア(旗鑑店)↓
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iPhoneを買うつもりだった。この店では、毎晩21時から翌日に売るiPhoneの予約をWebで受け付けており、そこで予約して店へ行けば、プランの契約をせずにアンロックな iPhoneを手に入れられる。日本から試す限り、予約開始と同時にサイトへアクセスすれば買えそうだった。

 そのためには、英国へ着いたらすぐにネットへアクセスできる環境を作る必要がある。英国の携帯電話市場は、自由競争の結果、日本から考えると信じられないほど便利で、SIMカードを手に入れるのは簡単だ。ヒースローへ着くと、まず最初にSIMカードの自動販売機があり、各社のSIMが買えるようになっている。そこで買ったSIMはコンビニなどへ持っていくと、付属のカードのバーコードを読み込んでその場で Top Up(英国ではカードにチャージし前払いすることをこう言う)でき、すぐに使えるようになる。
 そして今回は、SIMカードを買うことすらせずに済んだ。T-Mobileに事前に申し込めば、SIMカードを無料で送ってくれるのだ。送り先をホテルに指定して申し込んでおいたのだったが、ホテルにチェックインしたところで「届いていますよ」と T-Mobileからの封筒を渡された。

 すぐにホテル近くのコンビニで Top Upし、ネット環境を確保。ここまでは順調だったが、たまたまなのかiPhoneの予約は毎日あっという間に終わって予約の確保ができない。3回目の夜にようやく繋がったのだが、UKのクレジットカードかデビットカードが必要との注意書き。そんな話は聞いてないぞ?
 シムフリーなら買えるのかもしれなかったが、そのあたりがハッキリしなかった上、ここしばらくの間で日本で買えるSIMフリーiPhoneが急激に値下がりしていたこともあり、ロンドンでiPhoneを購入することは諦めた。ロンドンのアップルストアで iPhoneを買うなら、予約した上で、予約時に申告した1時間の間に受け取りに行かねばならない。買えない可能性もあるというのに、かなり行動が制約されてしまうのだ。それではたった3日間のロンドンでの時間がもったいなすぎるだろう。


 リージェント・ストリートのアップルストアのビルを見られただけで、今回は良しとすることにした。もちろん店の中は銀座や渋谷のアップル・ストアとそれほど違わないのだが、この外観はカッコイイ。教会だの城だの巨大建造物を巡る予定のなかった今回の旅行に10.5mmを持参したのはこのビルを撮るためだったと言っても過言ではないくらいだが、やっぱり10.5mmがあってよかった!