2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

眩しい春のカタストロフィー

涙乾くまで寄り添った 風吹くキャンパス 丘の上 遠く遠く 踵を返した夜の向こう 知っていたよ 君はとわに去ってゆく

passing

愛おしい日常の雑事のなかで ただ普通に過ごせたらと思った心にも残らない会話をたくさんしてね ぶらぶらと買い物なんかして空を見上げて季節を感じて でもそこに君がいるとても小さくて叶わない白昼夢

ジェンガ

抱かれてしまった印象を変えるのは難しい。 失ってしまった信頼を取り戻すのも難しい。 だけど間違わずに生きることは不可能だ。 ひな祭りの日から十日も経ってしまった。

旅立ちの狭間は今日の命

さよならとさよならの間 全ての時間がそうだよね さよならだけが世の定め みらいなんてまぼろしだ だから今日も見ていたい だから今日も見ていよう いつかのさよならのため 明日がこない日のために 君が放つ言の葉を面影を 勧君金屈巵 満酌不須辞 花発多風雨…

木漏れ日が眩しかったから

止められない 涙も枯れるカタストロフィーも 明日を忘れる自棄酒も 時が巡るのを 風がそよぐのを 春が華やぐのを 二度と開きたくない瞼を照らし 木漏れ日が過ぎてゆく

the End

春風に頬を晒し弔った サヨウナラ 誰にも望まれなかった涙 ゴメンネ 君だけが知っていた痛み 楽しかった

special date

忘れられないひとの誕生日 忘れたように今年も過ごす 早春の風は慌ただしく 熱病のようにあやふやで なのに今年も吹いている 地球を何周しても忘れずに

雪が解けて君は

白い冬の温かさに包まれて 深く深くうずもれて 君の手をとり祈りたかった 春なんて来ぬように 手を離さずいられるように

歩き始めた三月だから

君と出会った三月だから 君と別れた三月だから肌寒い月夜も 霞んだ青空もみんなみんな大好きで みんなみんな大嫌いもう振り返ってもいいよね 思い出せなくなったから君の顔も 君の声も時の流れは不思議だね 今も変わらず大好きなのに

un, deux, trois

森田童子の《サナトリウム》が聞きたくて、 聞きたくて聞きたくて、 iTunesを検索したけれど入っていなかった。 森田童子、学生時代よく聞いた。 アルバムは今も手元にあるけど、みんなLP。 再生手段がない。 彼女の詩のように儚く美しく過去に去った。 胸の…

胸に痛い明るい日射し

楽しかったことや幸せだったことまで否定してはいけないのです。

I'm alive, but...

ハロゥ暗闇君。帰ってきたよ。 結局君の元へ帰ることになるみたいだよ。 行き場がないね。 言葉もないよ。 井戸の底に吸い取られてく雨音みたいに 言葉は声にならないうちに消えてくよ。 もうわからないんだ、声にする方法が。 責められてもどうにもならない…