遠い日は黄昏の向こう

正解があれば楽なのに。
何もかもが相反していながら間違っているわけでもない。
そんな世界を生きていくのは難しすぎる。
 
昔は解決の手段になり得ると思っていた議論。
それが解の近似値に近づく作業になるだろうという希望も、今は持てない。
議論は時に、傷と恨を深めるだけの虚しい時間を紡いで終わる。
 
疲れた口をただ閉じて生きよ。容易に開くな。
疲れも憂鬱も悲しみも苦しみも虚しさも一人で飲み込め。
それが平和に生きるただ一つの手段なのだから。
 
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