2014/03/12 11:55:38

毎朝笑いかけてくれた桜の木を
ただただ懐かしく思うのです
 
赤く光を放った葉を宝石のようにまとい
朝の喜びを告げて輝いた秋の朝
 
花嫁衣装のような花びらで
誇らしげに微笑んでいた春の朝
 
硬くつぼんだ希望を枝に
寒さに凜々しく背筋を伸ばした冬の朝
 
小鳥たちに木陰を与え
濃い緑で涼風を届けてくれた夏の朝
 
あなたはいつも優しかった