さようならさようなら


葉っぱが色づくと、いつもそう思う。
春はあんなに若々しくて綺麗で希望に溢れていた。
夏は木陰を作って道行く人たちを助けてくれた。
でも、もうさようならの時。
好きだったあの桜の木も、今頃色づいているだろうか。
遠い街で。

季節はゆきて人は老いて私はいつも悲しい。
でも木々が優しいから、風が美しいから生きてゆける。

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