遠きにありて

俵山峠から。
f:id:Snowowl:20120323162539j:plain
 今頃は帰っているつもりだったのだけど。
 …などと未練がましく言うのは何だか不謹慎な気がする。だが、あれこれ理屈を並べてみても、結局自分にわかるのは自分の想いだけ。時にはそれすらわからない。
 想像力を働かせるなら、私がどこにいようとこの地が今日も存在しているという事実は感謝に値する。火の山がひとたび暴れる決心をしさえすれば、この風景にだってどんな異変が起こるかわからないのだから。