poem

今は昔の夏の夢

遠い遠いあの頃のこと 空と雲と草原と 笑顔笑顔たくさんの絹のような陽光に 輝く未来は儚げで 壊れぬことだけ願ってた

夜空は心のみちしるべ

地球がまわる 時の行方を感じるよ時空を超えて あの日の君が見えてくる

ノスタルジア

知らない風景。 だけど知っていた時代。

いつかどこかの世界の果てで

ちょっとしたメモ

夕暮れは雲のはたてにものぞ思ふ あまつ空なる人を恋ふとて (詠み人知らず 『古今和歌集11恋歌1』484)高校生の頃から大好きな和歌。

余光

忘れた頃に夢を見る 忘れた筈の眼差しを 果てぬ想い彷徨いて 届かぬ光追い求む 夢の中は切なくて 目覚めることも寂しくて

ハミングの小径

留まることはかなわない。 通り過ぎ、わたしは過去になる。 だが憶えていてほしい。 草よ木よ風よ、 わたしがここを歩いたということを。

積分

たくさんたくさん要るのです 想い出が溢れるほどの想い出が 溺れるほどの想い出がそうすれば いつか一人になっても耐えられるきっと だから また突然の友人の訃報。 30年前に貴方がくれた小さな匂い袋は、 まだ私の引き出しに入っています。 さようなら。 さ…

宵待草の咲く丘で

帰りたい 帰りたい 帰りたい 空は続く どこまでも続くのに 翼がないの

現世の果てで

赤紫の時を今日も待つ暮六つの空よ 会わせてはくれぬのか逢魔が時というのなら 時空を繋いでくれぬのか亡霊でもいい あやかしでもいいいまひと度の逢瀬を下さい September 23, 2010

go back into the eviening twilight

please stay here my dear night only in my dream I can live December 11, 2010

雑踏

人ごみが好き 孤独にやさしいから September 19, 2010

家路

とぼとぼ歩いた戻れぬ道を 道連れは足もと長い影法師オレンジ色の夕闇が やさしく肩からこぼれていった November 25, 2010