2015-01-16 往きて君を想ふ poem 闇に向かって踵を返した。 終わったのだ、次はない。 潔く生きてゆこう。 足取り軽く星を見上げ忘れよう。 果てしない闇へ踏み出そう。 十年歩き、二十年歩き、 三十年歩いた。 幾許の夢に惑わされ、 果てることない闇と馴れ合った。 静か。今は静か。 思い出も現実も今はかすか。 闇も光も空も大地も、 今はセピア。 潔く、なれなかった。