2014/01/20 23:13:20

夏至の高い太陽と
葉っぱの上の朝露と
愛していいのはそれだけだ

女神Junoの加護のもと
ただ風に吹かれ
風に流され

孤独に輝く雨夜の星に
同化する

寂しさなんて感じぬよう
 
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何もかも遅く
何もかも間違っていたのかもしれない

間違った世界で時間を積んで
今日も生きて
君はどんどん遠ざかる

どんなに細くてもかまわない
君と繋がる縁がほしかった
 
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ねぇ忘れたふりにも限界があるね
自分の心だけは偽れないの
 
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間違っていたってどうでもよかった
君のいる時間だけが正義だった
何を捨ててもいいと思った

蒼く蒼く儚い時代の物語

君は去り
私はひと夏涙に暮れて踵を返す

捨てるものなどもう何一つない
君がいない世界で生きてゆくんだ
 
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あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る  (額田王

紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑに我恋ひめやも  (大海人皇子
 
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夜明けの星と共に消えるから
跡形もなく忘れて下さい
 
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私ってば自分の分身しか描けないのだ。