新入生泣かせの日曜日
母の日もバレンタイン・デーと同じくひたすら無視。
私の妹達は私と同じく実家から遠い場所に住んでいるが,彼女らは二人してキッチリ父の日とか母の日にプレゼントを届ける。なので私は少し居心地悪かったりするのだが,無視!
若い頃はたぶん反発があった。でも今となっては好きとか嫌いとか賛成とか反対とか,そういうのは既に終わったこと。○○の日ってやつにプレゼントを贈るようなことは私と相容れない習慣だから関与しない。
母は高齢であと何年この世で共に過ごせるか分からないけれど,彼女も私に母の日のプレゼントなど期待していないだろう。
母の日といえば思い出すのは,讃美歌 510番。
私が中学校だけ通ったK女学院の寮では,担当の上級生が朝礼拝にこの讃美歌を選んで母親から離れたばかりの中学一年生を泣かせるのが習慣だった。中1生が泣くのが面白かったのか,510番が母の日に相応しいから選んでいたのか? まぁ両方だったのだろう。
汝がためにいのる母の
いつまで世にあらん、
とわに悔ゆる日のこぬまに、
とく神にかえれ。
春は軒の雨、秋は庭の露、
母はなみだ乾くまなく、
祈ると知らずや。