Subscribed unsubscribe Subscribe Subscribe

六月の雪

六月の雪 記憶庫です。 記録庫 → http://d.hatena.ne.jp/Snowowl/

春は迷い

春休みの肌寒い宵を最後に君と歩いた日 埃の匂いに紛れた微かな春の気配を たぶん死ぬまで忘れないと思った 今は時の果てで道標となったあの宵に 二度と聞くことのない声の気配をさがす 空より遠ざかった大切だったものたちの行方 青かった春の亡霊は未だ憚…

my dear

正解がない価値観を取捨選択する正解がない人生の中で 正解がない感情に翻弄されて疲れ果て たまに心の奥底で疼く正義感に気づいては自分の無力さのあまり急いで蓋をする。 まぁいいよ自分が今とりたてて深刻な問題をとりあえず回避しているのなら…。 思い出…

夢でいい

忘れられる世界にとどまって 忘れられる愛を抱えていよう 忘れられる世界が終わるまで

三月、皇居のお堀にて。

東京で迎える最後の春だから、 皇居に桜を見に行った。去らねばならない。 大好きで大好きな東京を。 たくさん泣いて諦めた朝。 根無し草の人生だもの、 わかってたこと。白鳥の白はまぶしくて、 美しくて清らかで悲しくて。 時が止まってくれたら、 このま…

空の色は水の色 雲の色は水色

天然…魔法の言葉,天然。 類義呪文に自然って言葉もある。天然の寒さから遮断され, 寒いはずの冬にコートを着込むのが不快になってしまう不自然な世界。 そんな世界で寝て起きて食べて飲んでいるから, 天然って貴重そうだし,自然って言われたら何か良さそ…

-

時の流れは優しいだろうか。辛い一面ばかり見る一年だった。 そんなことを言っても仕方がないのだ。 全ては時の流れにさらされ風化してゆく存在。 だけど私は悟ることもできず、いつもいつも、 ただひたすら時の流れを怨み、ただただ苦しみに耐えている。 か…

金木犀も香らないこの街で

金木犀も香らないこの街で わたしはひたすら彷徨い歩く。 記憶の中の過去の日を。 記憶の中の青い空を。 記憶の中の冷たい空気を。 金木犀も香らないこの街で わたしはひたすら心を閉ざす。 記憶が零れないように。 記憶が色褪せないように。 記憶に埋もれて…

時は幻の風

失ったものは失ったもの。 泣いても嘆いても戻らぬことなど明白なのに、何故悲しむのか。 何故涙は諦めぬ。何故物理的には健康な筈の胸が痛む。 何故身体は本人の事情を無視して全力で辛さを支援する。 全ては気持ちの持ちようだから黙って淡々と乗り越える…

巡る時の中で

切れなければ ほんの少しでも繋がっていれば 縁はいつか巡ってくることもあるだろう。だから無縁なんて言わないで。言わないで。 心で泣きながらのぼった無縁坂。

いつかまた時の向こうで

寂しくないから期待はしない。 居場所がないなら帰らない。 遠いなら忘れよう。 記憶なんて負担なだけだ。 そう思ってやってきたのに。 それが生きるすべなのに。 たまに現実は裏切るね。 ごくたまに。 だからたぶん明日も生きる。

旅の途中

たぶんわかっていた。 留まれないのだってこと。 過ぎゆく光景だってこと。 愛しても愛してもこぼれ落ちてゆくのだってこと。 見えない果てに向かって車窓のように。 人生のように。人生だから。 ごめんね。悲しいね。寂しいね。 でも仕方がないんだよ。 黙…

思い出なんて

もう会いたくないのです,記憶の中の日々なんて。 死に向かって突き進むには邪魔すぎる。 立ち止まって振り返って,いったいそれが何になろう? 必要最小限度の思い出は大切に持っている。それで十分。 あなた方は今の私の血肉になって消えたのです。 だから…

書架の前で

私が育った地域では,12月24日は学校の終業式だった。 学校はいつもよりかなり早めに終わるから,その後一人で本屋へ向かう。いつもは買えない高額な,といってもせいぜい2000円程度の天文書を,この日だけは買うことを自分に許す。14歳の頃から10年くらい続…

ネットの海は広大でわたしはとても孤独なのだ

パソコン通信の昔からネットの向こうに依存しまくりの精神生活で、私の精神はほぼネットの海の中に存在している。ゆりかごから墓場まで、目覚めから就寝まで。 しかし、ここ数年、SNSがどんどん居心地悪くなってきていることも事実だ。見たくもない他人同士…

雨の夜に

風を切るように心が弾んだあとは きっと転がりすぎて怪我をして 痛みに耐えながら決意する 低温で低空飛行で進んでいこう 凍りついた動かぬ心で だからお願い闇よ雨よ 一足ごとに冷やして私を冷やして 二度と弾めぬよう温まれぬよう

今日の私も明日はいない

学生時代は週末の夜にオールナイトで映画を見るのが楽しみだった。土曜日が休みのような時代ではなかったので、午前中は大学で講義を受け、午後からバイト。就職活動のための資金が必要だった。そして20時頃から自転車で繁華街へ出かけ映画館へ入る。贅沢な…

that is the question

沢山の選択肢があって沢山の答があって みんな間違っていてみんな正しくて 考えれば考えるほど立ち止まるしかなくなって だからいつも過去ばかり振り返り 耳を澄ませ空を見上げ風に吹かれてる気がします 何かを選ぶのも何かを選ばないのも 常に唯一無二の選…

いまはこぎいでな

潮時 わかってる 一年半も前から 痛いほど 留まる意味はない ただ行き場がない 行きたい場所も 心を埋める約束も そして今日も 空を見上げる 澱みの上で

射程距離

弾は届かない どんなに狙いを定めても 圧倒的な時の壁

またね

命の道は孤独な片道通行。 寂しくても悲しくても一人で歩むしかない。だからね、たまに誰かの道と交差して、 ひととき一緒に過ごせたら嬉しい。ほんの短い時間でも、 心が寄り添えたら幸せだと思う。そんな時間が行く手のどこかにあるならば、 独り淡々と歩…

Midsummer Night’s Dream

儚く短い夜に見る夢は なくしてしまったこころの欠片 焦がれて忘れた涙の欠片 舞い上がってゆく みんなみんな 白む空へ溶けてゆく 君の名残りの朝露は きっと甘くてしょっぱいだろう ☆★☆

everywhere

自分なんてどこにもいなくて、どこにもいる。 大人ロボットを着込んで操縦している私。 目の前の人が自分に期待しているのではと想像する殻をかぶって、 各々の殻に用意されたプロトコルを実行するロボット。 そんなのは子供の頃からだった。 そしていつのま…

さよならだけが人生ならば

終わりをどう迎えるかはとても大切だ。 けれど、理由もなく必要もなく、 自ら終わりを決意するのは難しい。 美しくないと分かっていても、 刹那の甘さにしがみついてしまう。 明日のために何かを終わらせる勇気を。

風が運んだ時間

袖が膨らんだシフォンのブラウス。 ピンクのコールテンの長いジャンパースカート。 肩に白猫を乗せていた15歳。 猫のように真っ白な未来を抱えた春休み。 黒雲を押し流す嵐のような風に乗って、 どこかへ飛んで行った気がした。 たぶんそれは、今日。 2015年…

春は咲き

凍り付いた心を頑なに閉じ 怒りも悲しみも感じないひとになりたかった それらを封じ込められるなら 喜びも楽しさも死ぬまで捨てていい なのに解けていく 性懲りのない心は忘れてしまう あの日の涙も痛みも何もかも 世界を満たす明るい桜色 わたしを解かさな…

眩しい春のカタストロフィー

涙乾くまで寄り添った 風吹くキャンパス 丘の上 遠く遠く 踵を返した夜の向こう 知っていたよ 君はとわに去ってゆく

passing

愛おしい日常の雑事のなかで ただ普通に過ごせたらと思った心にも残らない会話をたくさんしてね ぶらぶらと買い物なんかして空を見上げて季節を感じて でもそこに君がいるとても小さくて叶わない白昼夢

ジェンガ

抱かれてしまった印象を変えるのは難しい。 失ってしまった信頼を取り戻すのも難しい。 だけど間違わずに生きることは不可能だ。 ひな祭りの日から十日も経ってしまった。

旅立ちの狭間は今日の命

さよならとさよならの間 全ての時間がそうだよね さよならだけが世の定め みらいなんてまぼろしだ だから今日も見ていたい だから今日も見ていよう いつかのさよならのため 明日がこない日のために 君が放つ言の葉を面影を 勧君金屈巵 満酌不須辞 花発多風雨…

木漏れ日が眩しかったから

止められない 涙も枯れるカタストロフィーも 明日を忘れる自棄酒も 時が巡るのを 風がそよぐのを 春が華やぐのを 二度と開きたくない瞼を照らし 木漏れ日が過ぎてゆく

the End

春風に頬を晒し弔った サヨウナラ 誰にも望まれなかった涙 ゴメンネ 君だけが知っていた痛み 楽しかった

special date

忘れられないひとの誕生日 忘れたように今年も過ごす 早春の風は慌ただしく 熱病のようにあやふやで なのに今年も吹いている 地球を何周しても忘れずに

un, deux, trois

森田童子の《サナトリウム》が聞きたくて、 聞きたくて聞きたくて、 iTunesを検索したけれど入っていなかった。 森田童子、学生時代よく聞いた。 アルバムは今も手元にあるけど、みんなLP。 再生手段がない。 彼女の詩のように儚く美しく過去に去った。 胸の…

胸に痛い明るい日射し

楽しかったことや幸せだったことまで否定してはいけないのです。

I'm alive, but...

ハロゥ暗闇君。帰ってきたよ。 結局君の元へ帰ることになるみたいだよ。 行き場がないね。 言葉もないよ。 井戸の底に吸い取られてく雨音みたいに 言葉は声にならないうちに消えてくよ。 もうわからないんだ、声にする方法が。 責められてもどうにもならない…

遠い日は黄昏の向こう

正解があれば楽なのに。 何もかもが相反していながら間違っているわけでもない。 そんな世界を生きていくのは難しすぎる。 昔は解決の手段になり得ると思っていた議論。 それが解の近似値に近づく作業になるだろうという希望も、今は持てない。 議論は時に、…

月の光に凍える夜は

誤解されても濡れ衣を着せられても、黙っていることが増えてきた。心が広くなったわけではない。内心は穏やかではない。ただ自己弁護にエネルギーを使うことが面倒になってきた。誤解されようがされまいが、大抵のことはその場限り我慢すればそれで終わる。…

星よ凍りつくがいい

どんな事象もどんな状態も 始まって存在するからには終わるのだと 分かりきっていても日々それを見続けるには 心を冷やし感覚を麻痺させねばならない。 君は去ってゆくだろう。

断層

昔々の間違った選択のことを随分と久しぶりに詳細に思い出して、ちょっと辛い。あんなに確かな現実だったのに、長い間なかったかの如く記憶を閉じ込めていた。たくさんの物とお別れし、たくさんの人とお別れし、人生をリセットした。嫌いだったわけじゃない…

夢じゃなくて

クリスマスも年末年始もちょっと切ない。 それはたぶん、印象的な季節の風景と共に思い出が記憶に残りすぎるから。 嬉しかったことも楽しかったことも、時が過ぎれば切なさに変わる。 素敵な記憶であればあるほど、手が届かない痛みも増すのだろう。 人は思…

2015年

あまりリアが充でないもので、元日もいつもと同じ。特別な過ごし方があるわけでもなく、朝からオカメインコの放鳥をしつつPCで色々な作業を片付けている。酒を飲むのはいつもだし、食べ物を欲しないのもいつもだし、正月太りとは縁がない。まぁどちらにしろ…

花の色

何もかもが動いてゆく。 どうにもならない。止められない。 大切だったものたちは過ぎてゆく。 愛だけを置き去りに。 君はきっと忘れてしまっただろう。 それがたぶん救いなのだろう。

ぼっち充

最近はそんな言葉があるのね、知らなかった。 何でも略語にすればいいってもんでもないでしょ、とか思うのも疲れたので、そのまま受け入れる。あぁそうですそうです、私のこと。 一人でいるのは少しも苦にならない。声を数日間出さなくても平気。常に誰かと…

Rock'n' roll Good-bye

明るい笑顔でサヨナラできる女の子を素敵だと思った 大好きな人に忘れないわと言って軽く手を振って 深刻な顔なんか見せないバスの窓からキスを投げて ひとりになってそっと思う 寂しいって思ってくれるといいなって こんな女の子になりたいとハタチの時から…

夏至の高い太陽と 葉っぱの上の朝露と 愛していいのはそれだけだジュノーの風に吹かれ流されて 雨夜の星に同化するもう寂しさなんて感じない

残照の美を悼んでばかり

「残照の美を悼んでばかりいるわけに」(銀河英雄伝説)いかないので,みな敬愛するひとの喪から立ち上がり背筋を伸ばす。実際忙しいということは救われることであると思う。悲しみに耐えるという一点においては。 時の流れは記憶を風化させるが,死に帰する…

風の木

私が鈍くて馬鹿なだけなのかもしれない。 私が自分の危険を認識しなさすぎるのかもしれない。 それを理解したら怖くて私も同じ行動をとるのだろうか。 でもあなたを見捨てて忘れるなんてできないと思う。 ネットの中でしか知らなかったって あなたはまぎれも…

Luka

Suzanne Vega の Lukaを何度も聞く。 児童虐待のことはわからない。 私は子供のことはわからない。 子供は嫌い。子供だったことを思い出すのも嫌い。 だけど,虐待は子供だけの問題ではない。虐待で行き場をなくし生きる術を見失い口をつぐみ, 自分に助けを…

変わる変わらない

文字を書かなくなった。ペンを持つ機会が減った。そうすると字が下手になった。昔は毎日沢山の文字を書いていたから,文字を書かなくなったら字が下手になるなんて知らなかった。そうなのか。下手になるんだ。発見したような気がした。 文字を書く習慣すら変…

39度の朝

扁桃腺とインフルエンザのダブルパンチで迎えたあの朝が,最後の高熱。ってことは18年間インフルエンザに罹らなかったし扁桃腺も腫れなかったということか。 初期微動のときは熱なのか地震なのかわからなかった。すぐにやってきた本震で,近くの大きな地震で…

instagram