春休みの肌寒い宵を最後に君と歩いた日 埃の匂いに紛れた微かな春の気配を たぶん死ぬまで忘れないと思った 今は時の果てで道標となったあの宵に 二度と聞くことのない声の気配をさがす 空より遠ざかった大切だったものたちの行方 青かった春の亡霊は未だ憚…
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